勉強やスポーツに必要な集中力がないのは、忍耐力が無いからではありません!
『見る力』が勉強の成績に大きくかかわる理由
読み・書き・計算の全部が文字や数字、記号などを見極めることから始まるように、学校で子供たちが関わる作業の多くが、「目の働き」に依存しています。
目の動きが学ぶために、最も重要な機能である反面「成績」「スポーツ」と大きく関わる事をご存知の方が少ないのが現状です。
『Vision can be learned and improved』
(ビジョンは学び、向上できるものである)
私たちの「見る力」は、「視力」で決定づけられるものではなく、発育の中で徐々に身につけ学んでいくものです。そしてさらに、年齢に関係なくその質を高めることが可能であるという事です。
「見る力」を付けていくビジョントレーニングは、欧米で約80年の歴史があり、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の子供たちの改善・克服からプロスポーツ選手のパフォーマンス向上に至るまで、多くの人々の能力向上に用いられているのです。
『両目のチームワーク』が悪い場合におきる
お子様の問題
顔やノートを斜めにして書いていたりしませんか?
基本的な眼球運動の一つに「両目のチームワーク」があります。
その「両目のチームワーク」が悪いと、無理な姿勢、無理な目の使い方を無意識に行っているからなんです。
そういった不自然な状態が続くと、目と密接な関係にある脳が「ストレス」として認識してしまい、無意識に拒否反応を示し始めるのです。
せっかくお子様は「勉強したい」「文章を読みたい」と思っていても、できない状態になっているのです。
そして気がつかないうちに精神的ストレスがたまり
「イライラする」「すぐ怒る」「すぐ感情的になる」「集中できない」「飽きっぽくなる」という症状に陥ります。
もし、お子様がこのような状態だったら、塾に通わせたり、家庭教師を雇われたとしても、さらにストレスを与えることになり、望むような結果が得られない場合もあります。
お子様は自分の目の状態に決して気づくことはできません!
気づいてあげられるのは、お父さんやお母さんだけなのです。
右目と左目の動きのバランスが取れている状態で見るようにするのが勉強の成績UP、スポーツを行う上での最高の状態です。
左右の目が見たいものに対してしっかりと連携をとることを『両目のチームワーク』といい、『見る力』の一つはチームワークの能力を表します。
視力が良い≠見る力ではありません。
左記のマーク、視力検査で使用されているものですが、視力検査は、ハッキリ見えているか?
を検査し、しかも片方ずつの「静止視力」「遠方視力」を測定する為に行われます。
決して両目の「見る力」を測定しているわけではないのです。
実際に視力が良いお子様でも、「目の使い方チェック」でしらべると「片方の目」でしか物を見ていない場合があるのです。
米国公認オプトメトリストとは?
アメリカには、眼科医とは別のオプトメトリストと呼ばれる目の検査やケアを行う「目のドクター」がいます。(日本ではまだ公的に認められていない職業であり、資格です)
オプトメトリストはメディカルドクターではないので、目の病気の治療や手術などはしませんが、眼病検査やメガネ・コンタクトの処方、斜視、弱視など目の機能的障害の検査・処方をするドクターです。
眼科医が、「目が健康であるか病気がないか」という事に最も重きを置くのに対して、オプトメトリストは「二つの目が負担なく機能しているか、見るべきものを正しく目で捉えているか、効率よく目を使っているか」ということに注目します。
もし仮に上手く機能していない目に対して、オプトメトリストは薬の使用や手術をせず、自然な回復を企てます。それを「ビジョントレーニング」といいます。
※目の学校のプログラムは、米国公認オプトメトリスト 内藤貴雄先生の監修を受けたプログラムを提供しております。
ビジョントレーニングと発達障害
発達障害、中でもLD・ADHDは特に目に問題がある場合が多いです。
もちろん、LD児・ADHD児の問題の全てがビジョンが原因しているとは言えませんが、多くのLD児・ADHD児でビジョンの問題を見る事はよくあるのです。
学校生活の中で、文字を読んだり、文字を写したりと目と学業には深い関係がありますから、上手く目が使えていないというだけで、大きなロスとなり、その子の可能性を塞いでしまう事が考えられるのです。
内藤貴雄著 宝島社『頭がよくなる目の体操』より一部抜粋
日常のお子さんを見て思い当たること
ございませんか?考えられる理由はこれです!
・黒板の文字を最初の数行は正確に写したものの、そこから多くの間違いが始まる
⇒これを不注意だとか集中できないとかと思っていませんか?
もしピント合わせの柔軟性に欠けるお子さんなら、ピントを合わせる事に大変なエネルギーが必要なので、時間と共にエネルギーを使い果たし、疲れてミスを連発しているのかもしれません!
・先生が指示をだしても注意を先生に向けられない
⇒これを「ふざけてる」「気持ちがそこにない」と思っていませんか?
眼球コントロールが上手くできないために、先生を安定してみる事ができず、先生を追いかけられず、目があちこちに動き泳いで注意をむけられないのかも知れません!
・書いたり読んだりするとき、集中していない
⇒注意欠陥問題だと思っていませんか?
二つの目が協調せず、ピント合わせの問題と関係すると、文字がボケたり二重に見えたりと一つの事に集中しにくくなっているのかも知れません!
アメリカの少年院で、社会に上手く順応できない子供たちは「見る力」に問題があるかもしれないという仮説をもとに、当イプラスジム福井でも行っている「見る力」を鍛える「ビジョントレーニング」を導入しました。
すると、驚くべきことに今まで出所後に再び犯罪に手を染め、再度少年院に戻ってしまう(再犯)の確立が約70%だったのに対し、ビジョントレーニング導入後、約15%まで激減したということがありました。 宝島社 内藤貴雄著「頭のよくなる目の体操」より一部抜粋
お子様の目の問題に気付き、「目の学校」で本来目が持っている機能を最大限に活用させる事が、勉強の成績、スポーツで活躍する為の第一歩です。
<東京MXテレビで放送>
目の学校 亀戸校
<ビジョントレーニング>
1995年目が苦しい!と叫ぶこどもたち
イプラスジム千里丘 岸先生が発育・発達・発達障害についてビジョントレーニング見地から解説。